5/10に開催いたしました、アナリスト・機関投資家向けの2016年12月期第1四半期決算説明会から、一部ダイジェストをお届けします。

第1四半期は売上高が93億5300万円、昨年対比で13.1％増、営業利益は14億7700万で2.0％増、経常利益は14億8700万円で1.7％増となりました。
四半期売上高は、過去2番目の規模となっています。

スマートフォン向け運用型アドネットワーク 「nend（ネンド）」がやや期待を下回りましたが、国内最大級アフィリエイトサービス「A8.net（エーハチネット）」は引き続き堅調に推移し、ほぼ期首計画どおりの進捗となりました。

 

こちらが業績ハイライト（連結）です。

 

続いて2016年12月期業績予想です。
通期では若干の増収増益計画を期首に立てています。

第2四半期の累計予想では、売上高については6.7％増の設定をしていますが、営業利益と経常利益については減益の計画です。
これは、売上の伸びは下期にかけて徐々に上がってくるだろう、また第1四半期・第2四半期に関しては先行投資の期間になるだろうという考えに基づいた計画になっています。

配当予想については今期は18円を予想させていただいています。

 

第1四半期のセグメント別売上高の内訳です。

「CPA型アドネットワーク」には、アクションに対して広告料が発生する広告サービスを含めており、アフィリエイト広告サービスである「A8.net（エーハチネット）」「Moba8.net（モバハチネット）」の他、グループ会社エイトクロップスの運営するCPI（Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール）型広告サービスの「adcrops（アドクロップス）」もこのセグメントとしています。

こちらは昨年対比で23.7％増となりました。

「CPC/ターゲティング型アドネットワーク」には、アクションに至る前の送客（クリック）に対して広告料が発生するCPC（Cost Per Click）型広告サービスの「nend（ネンド）」と、最適なユーザーへ広告配信するターゲティング広告サービスの「nex8（ネックスエイト）」が該当します。

こちらは昨年対比ではほぼ変わらない結果でした。

「その他」には自社媒体等を含めており、こちらは昨年対比で16.3％増となりました。

 

A8.netは提携アフィリエイトサイト数が200万サイトを超えてきています。
売上高は四半期ベースで過去最高となりました。

 

アフィリエイトサイトの月次平均新規登録数は久しぶりに1万サイトを超えました。

 

昨年第3四半期を底に、少しずつ回復基調にあると見ていたMoba8.netについては、着実な積み上げの結果を出せ、直前四半期までは昨年対比でマイナスだった売上もプラスに改善しました。

 

adcropsは昨年のプラットフォームサイドの仕様変更・問題に対応してサービスの内容を変えてきており、減収は4四半期連続まででストップし、プラスに転じ始めています。

 

nendは売上の数字としてはまだ昨年の状況を引きずっている状況ではありますが、中身に関してはさまざまな対応を取っており、広告主の内容やサービスの内容などについて改善を日々積み重ねています。
引き続き新生nendを目指して努力してまいります。

 

nex8は四半期ごとに売上高を少しずつ積み上げてはいますが、まだまだ成長率が足りないと考えており、今期、大きく中身を変えて改善策を取り始めている状況です。
売上を伸ばすよりも中身に対する先行投資の時期と考えています。
関連リリース：広告配信プラットフォーム「nex8」がダイナミックリターゲティング配信特化に向け大規模リニューアル

 
なお、決算説明会資料（全ページ）および決算説明会動画（質疑応答含む）は、当社コーポレートサイトにて公開しています。

 

詳細は下記よりご参照ください。
2016年12月期第1四半期決算説明会 決算説明会資料・動画：https://www.fancs.com/ir_release/2016/05/10/3402
投資家情報トップ：https://www.fancs.com/investors

 

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