ファンコミPR Blog > 2016年12月期第4四半期決算説明会ダイジェスト

カテゴリー:投資家関連情報

2016年12月期第4四半期決算説明会ダイジェスト

2/9に開催いたしました、アナリスト・機関投資家向けの2016年12月期第4四半期決算説明会から、一部ダイジェストをお届けします。

2016年通期の結果は、売上高が375億1500万円、経常利益は58億9600万円となり、残念ながら期首に立てた予算を達成することができませんでした。
スマートフォンのディスプレイ広告の需要が想定より弱かったことが主たる要因です。
2016年はそういった市場環境の変化に対応してサービス内容を見直したり、グループ全体でさまざまな事業を再構築した、投資の期となりました。

 

こちらが業績ハイライト(連結)です。

2017年は新しいサービスのリリースもいくつか予定していることから、そこに対してのデータセンターやクラウドの利用拡充、それをサポートするエンジニアの増員で2016年はコストが先行しています。

今期も上期は特に投資が先行すると思いますが、掛けた原価を売上に変えていく計画を立てており、再び浮上し成長の起動に乗せていく期にしていきたいと考えています。

 

続いて2017年12月期業績予想です。
増収増益、増配予想となっており、配当予想については、今期は19円を予想させていただいています。

 

第4四半期のセグメント別売上高の内訳です。

「CPA型アドネットワーク」には、アクションに対して広告料が発生する広告サービスを含めており、アフィリエイト広告サービスである「A8.net(エーハチネット)」「Moba8.net(モバハチネット)」の他、CPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型広告サービスの「adcrops(アドクロップス)」もこのセグメントとしています。

こちらは昨年対比で14.1%増となりました。

「CPC/ターゲティング型アドネットワーク」には、アクションに至る前の送客(クリック)に対して広告料が発生するCPC(Cost Per Click)型広告サービスの「nend(ネンド)」と、最適なユーザーへ広告配信するリターゲティング広告サービスの「nex8(ネックスエイト)」が該当します。

こちらは昨年対比で10.8%減となりました。

「その他」には自社媒体や広告代理事業等を含めており、こちらは昨年対比で17.9%増となりました。

CPA型アドネットワーク事業のビジネスモデル紹介ページ >>
CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業のビジネスモデル紹介ページ >>
その他事業紹介ページ >>
サービス紹介トップへ >>

 

国内最大級のアフィリエイトサービスであるA8.netは前年同期比で売上が16.9%増、稼働広告主ID数が11.8%増、登録パートナーサイト数が10%増と順調な結果となりました。

2016年第2四半期に大きく伸長してから3四半期、売上はほぼ変わっていませんが、中身は変わってきており、徐々に特定の広告主やサービス分野に左右されない構造になってきています。
第4四半期の特徴としては、お節料理などの年末年始消費の需要もあり、ECが伸びました。

登録アフィリエイトサイト数は2016年以降は毎月1万件以上増えている状況で、月間の新規登録数は上昇傾向にあります。

 

Moba8.netについては、会社全体でさまざまなサービス・事業を再編している一環で新規拡大を停止して人員の配置転換なども行っており、連続減収となっています。

 

adcropsはアプリのダウンロードごとに課金が発生するCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型サービスです。
資料タイトルにある「エイトクロップス」は吸収合併する前の子会社の名称で、サービス名称としてはadcropsになります。
こちらはグループ全体の事業再編の中で、この1月1日付で吸収合併を行っています。

第4四半期に売上がぐっと伸びた背景には、もともとadcropsの成長を支えてきたリワード広告の需要が落ちてきたことを受けた、ビジネスモデル変換の取り組みがあります。
改善・改良の取り組みが少しずつ実り、現在adcropsは、一般メディアや店舗メディア中心のCPIアドネットワークへ移行しつつあります。

 

nendは引き続きクリック単価の低迷で苦戦していますが、登録パートナー数、クリック数ともに伸びていて、アドネットワーク自体の規模や価値は変わらない状況です。
スマートフォンの新規販売台数が頭打ちになり消費者もアプリ利用に関して慣れが生まれ、新機軸を持つアプリも生まれにくくなっている中、消費者(ユーザー)のモチベーションを上げられるものが少なくなってきて、結果、広告に対する反応も鈍ってしまっていると考えています。

2016年はサービスのあり方、強みをすべて見直して、改善を重ねていくというのを繰り返してきており、この辺りを底と見ています。
ゲーム系への偏りが課題であった広告主比率についても、ゲーム系広告主が全体の売上の半分を切ってきており、従来に比べ広告主の分散が進んでいます。

 

nex8は消費者の属性や趣味嗜好をターゲティングして配信していくサービスです。
第4四半期は大口広告主が抜けたことや、サービス再編に伴い他のサービスに振り替えた部分があることで売上が減少していますが、消費者(ユーザー)の再訪を促進する「リターゲティング広告」を使う広告主は順調に増えてきており、トレンドとしては引き続き伸びています。

 

連結グループの事業の概要についてご説明申し上げます。

エイトクロップス(提供サービス「adcrops」)は、他の運営サービスとお客様やメディア様が重複するような状況が発生してきていることから、本体に吸収しサービスを一度整理して新しい体制にした方が事業的にもサービス的にも伸びるのではという判断のもとに、2017年1月1日付で吸収合併を行いました。
adcropsは昨年12月より既に本体に取り込み、事業を継続しています。

 

アドジャポンは、本体のサービスと海外のサービスをつなぎ込む代理店としての機能と、自身が独自に運営する海外向けの広告ネットワーク「medi8」を持つグループ会社です。
現在、海外広告主の日本でのプロモーション支援や、逆に国内広告主の海外でのプロモーション支援を主に行っていますが、今後は海外広告主の海外プロモーションを支援する動きを拡大していく戦略を立てています。

 

ファンメディアは、ポイントサイトやメディアを運営していましたが、来る2017年3月1日付で吸収合併を予定しており、既に実態としては本社内での営業を始めています。
こちらも本体に吸収しサービスを整理することで、事業効率を高めて黒字化をしていくのが今回の吸収合併の主たる目的です。

 
2017年の全体のイメージとしては、2016年に引き続き、さまざまな改善・改革をさらに進めることと、新しいサービスを立ち上げ、下期には売上のトップラインも伸ばしていければと考えています。

 
なお、決算説明会資料(全ページ)および決算説明会動画(質疑応答含む)は、当社コーポレートサイトにて公開しています。

詳細は下記よりご参照ください。
2016年12月期第4四半期決算説明会 決算説明会資料・動画:
https://www.fancs.com/ir_release/2017/02/09/4171
投資家情報トップ:https://www.fancs.com/investors

 

また、IR情報・PR情報・採用情報など、ファンコミュニケーションズグループの最新情報は各種公式アカウントでも随時お知らせしています。
ぜひ「いいね!」「フォロー」をよろしくお願いいたします!

F@N公式Facebookページ:https://www.facebook.com/fancscom
F@N公式Twitter     :https://twitter.com/fancs_PR