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第18回定時株主総会を開催いたしました

当社は3月28日(火)、第18回定時株主総会を開催いたしました。

開催日  :2017年3月28日(火)
場所   :アイビーホール青学会館 地下2階「サフラン」
開始時刻 :午前10時00分
終了時刻 :午前11時08分 (所要時間 68分)

多くの株主様にご来場いただきました。
足をお運びいただきましたみなさま、誠にありがとうございました。

 
株主総会では下記のとおりご報告申し上げ、また決議を採らせていただきました。

報告事項
 1. 第18期(平成28年1月1日から平成28年12月31日まで)事業報告、連結計算書類並びに会計監査人及び監査役会の連結計算書類監査結果報告の件
 2. 第18期(平成28年1月1日から平成28年12月31日まで)計算書類報告の件

決議事項
  第1号議案 剰余金処分の件
  第2号議案 補欠監査役1名選任の件
  第3号議案 当社取締役、執行役員及び従業員に対しストック・オプションとして新株予約権を発行する件

決議内容詳細については、当社コーポレートサイト投資家情報ページにて公表している臨時報告書よりご覧いただけます。

 
株主総会後は、続いて会社説明会を開催いたしました。

当社は成功報酬型という効果の発生に対して費用をいただくビジネスモデルでさまざまなサービスを提供しています。

2016年で売上高は375億円となっており、開示を開始した2005年(上場時)から見ると約7倍に伸びていますが、上場後すぐのライブドアショック、当時ネット広告利用の多かった金融業のネット広告縮小、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災と厳しい情勢も多く、売上が苦戦した時期もありました。

さまざまな社会情勢や市場環境の変化があった中で、それを乗り越え毎年増収を継続出来てきたのは、ひとえに、効果があった時にだけ広告費用をいただく厳しいモデルでサービスを提供してきたことにあります。
広告主の広告効果にコミットするモデルは企業(広告主)からするとリーズナブルであり、不景気の時でも効果がある広告なら出稿したいという多くの企業様のニーズが当社を支えてきてくださいました。

2012年から2015年にかけて、スマートフォンの普及拡大という市場環境の大きな波があり、スマートフォンアドネットワーク「nend(ネンド)」の成長を上手くそこに乗せることで業績を大幅に伸ばすことができましたが、普及が一巡した2015年頃から、また市場の急速な成長が期待できない状況が訪れています。
ユーザーのスマートフォン広告への慣れや、ゲームを中心とした広告主企業の利用自体が一巡したことなどから、広告効果が減少して広告単価が下落し、スマートフォンアドネットワークの減収にもつながっています。

現在、その減収が会社全体の売上に響いている状況ではありますが、SNSなどでもよく見かけるようになった動画広告を中心に新しい広告フォーマットの拡大は続いており、ネット広告市場自体が成長が止まった訳ではありません。

当社もネイティブ広告や動画広告など、よりユーザーの興味関心を喚起できる新しい広告メニューやサービスの開発を行うとともに、海外市場やまだまだ伸びしろの大きいEC市場の拡大に対応していきたいと考えています。

 

つい最近でも、ECからの配送量の増大が宅配業者を逼迫させている問題がニュースになるなど、既にECの普及は進んでいるように見えますが、経済産業省の調べによると、小売市場におけるEC化率は2015年時点でまだ5%以下となっています。
ECの利便性は非常に高く、高齢化も進むこれからの社会において、EC化率はまだ2倍・3倍と伸びていくと予想されます。
EC事業者は当社の主力のお客様であり、当社の広告サービスの潜在市場は大きいと考えています。

ここまでの道のりも平坦ではなかったように、今後も紆余曲折の中で試行錯誤しながら市場の変化をキャッチアップし、サービスを変えて対応していく予定です。

企業発信から消費者発信へと消費者と企業のコミュニケーションのあり方も変わってきている中で、当社は消費者に支持される広告をメディアと一緒に考えていきながら、オンラインを通じた消費活動を支える存在として、世界最大規模の成功報酬型アドネットワーク企業になることを目指します。

今後ともご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。