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2017年12月期第3四半期決算説明会ダイジェスト
11/10に開催いたしました、アナリスト・機関投資家向けの2017年12月期第3四半期決算説明会から、一部ダイジェストをお届けします。
2017年第3四半期の結果は、売上高が103億9500万円と四半期売上高では初めて100億円を超え、過去最高となりました。
四半期経常利益も15億5600万円で今期最高でしたが、利益率は15%と今期最低の水準となっています。
低調が続いていたCPC/ターゲティング型サービス区分の売上高が昨年対比で14.2%増、直前四半期比で13.1%増と堅調でした。
こちらが業績ハイライト(連結)です。
続いて2017年12月期業績予想と進捗率です。
配当予想については、今期は19円を予想させていただいています。
第3四半期のセグメント別売上高の内訳です。
当社では「CPA型アドネットワーク事業」と「CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業」の2つのセグメントを設けているほか、シーサー株式会社の買収に伴い「その他」という項目を設け、そちらにシーサー株式会社の売上高を含めています。
「CPA型アドネットワーク」には、アクションに対して広告料が発生する広告サービスを含めており、アフィリエイト広告サービスである「A8.net(エーハチネット)」の他、CPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型広告サービスの「seedApp(シードアップ)」「adcrops(アドクロップス)」もこのセグメントとしています。
こちらは昨年対比で4.5%増でした。
「CPA型アドネットワーク」の中にあった「Moba8.net(モバハチネット)」が8月でサービス終了をしており、その分の売上がなくなったことから、若干伸び率が低下しています。
「CPC/ターゲティング型アドネットワーク」には、いわゆるアドテク(アドテクノロジー)領域のサービスを含めており、アクションに至る前の送客(クリック)に対して広告料が発生するCPC(Cost Per Click)型広告サービスの「nend(ネンド)」と、最適なユーザーへ広告配信するリターゲティング広告サービスの「nex8(ネックスエイト)」が該当します。
こちらは昨年対比で14.4%増となりました。
CPC/ターゲティング型アドネットワークの比率は6四半期ぶりに35%を超えています。
CPA型アドネットワーク事業のビジネスモデル紹介ページ >>
CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業のビジネスモデル紹介ページ >>
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国内最大級のアフィリエイトサービスであるA8.netは前年同期比で売上が12.7%増、稼働広告主ID数が8.9%増、登録パートナーサイト数が10%増という結果でした。
第2四半期に売上高は過去最高を更新しましたが、第3四半期は残念ながらそこに及びませんでした。
PC:スマートフォン比率はトレンドに大きな変化はなく、スマホ経由の売上が約6割で、今後も対応に注力していく予定です。
月間新規メディア(アフィリエイトサイト)会員登録数は、約12,900件と若干増加傾向にあります。
seedAppは今四半期から新しくご報告させていただくことになりました。
クローズしたMoba8.netに代わる新サービスで、まだまだ数字は小さいですが、力を入れ始めている段階です。
こちらはアプリのインストールに応じて広告費用が発生するCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型サービスですが、アプリの稼働状況に応じて費用を決定する機能を持ち、より広告主の広告効果・パフォーマンスに寄り添う内容になっています。
今後、このseedAppに注力し売上を伸ばしていきたいと考えています。
adcropsもアプリのインストールごとに課金が発生するCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型サービスです。
海外メディアの登録比率が高くなっているadcropsでは、海外を中心に最近問題になっているアドフラウド(不正広告・広告詐欺)への対応として、不正な広告の監視や審査のレベルを引き上げるなど慎重な運営を行っていることから、売上は下がり気味です。
アドフラウド問題については対策の目処も立ってきており、少しずつ売上の回復を期待している状況です。
nendは昨年対比で久しぶりに売上高二桁増となりました。
直前四半期も4.2億円ほど上回っています。
要因としては第3四半期は夏休みのゲーム広告の需要が大きかったことが挙げられます。
また、nendでは11月より動画広告の提供を開始しており、今後注力していく予定です。
関連リンク:動画リワードは「ユーザーが自ら見ることを選択する広告」:nend動画広告市場参入の背景とその戦略 [インタビュー]
nex8はアドテクのプレイヤーとしてはDSP(※1)に当たる、消費者の属性や趣味嗜好をターゲティングして配信していくサービスです。
第3四半期の売上高は過去最高となりました。
引き続きダイナミックリターゲティング広告を中心に利用広告主数を増やしながら、着実に伸ばしていく予定です。
※1)DSP: Demand Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)の略。広告主の広告効果を最大化する仕組み。
海外戦略子会社アドジャポンは本体のサービスと海外のサービスをつなぎ込む代理店としての機能と、自身が独自に運営する海外向けのアドプラットフォームとしての機能があります。
昨年通期では黒字になっていますが、今期は4月に提供開始した動画広告配信サービス「viidle(ヴィードル)」の投資が先行しており赤字となっています。
シーサー株式会社は7月3日付で子会社化し、7月より連結対象となりました。
こちらはブログシステム・SeeSaaブログの運営を主力事業としている他、スマートフォンアプリの企画・開発、自社メディア運営などもしています。
なお、9月以降ネット広告業界で耳目を集めているITP問題(※2)については、第3四半期決算説明会において今後の見通しと当社見解を発表しています。
決算説明資料P.34以降に詳細に記載しておりますので、資料または動画にてご覧ください。
※2)ITP(Intelligent Tracking Prevention)問題:今年 9月より配布が開始されたiOS11において、標準ブラウザのSafari11のCookie機能に標準で制限がかかることになり、ネット広告業界で広く採用されるトラッキング(広告効果計測)の仕組みが一部機能しなくなる問題
決算説明会資料(全ページ)および決算説明会動画(質疑応答含む)は、当社コーポレートサイトにて公開しています。
詳細は下記よりご参照ください。
2017年12月期第3四半期決算説明会 決算説明会資料・動画:
https://www.fancs.com/ir_release/2017/11/10/4591
投資家情報トップ:https://www.fancs.com/investors
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