カテゴリー:投資家関連情報
2020年12月期第4四半期 決算説明会ダイジェスト
2/9に開催いたしました、アナリスト・機関投資家向けの2020年12月期第4四半期決算説明会から、一部ダイジェストをお届けします。なお今回の説明会は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止とご参加いただく皆さまの安全確保を最優先に考え、Zoomを利用したオンライン配信で実施させていただきました。
2020年第4四半期の結果は、売上高が293億7999万円で対前年同期比14.1%減、経常利益が29億8505万円で対前年同期比21.1%減という結果でした。
コロナ禍の影響が引き続き重くのしかかり、対直前四半期比でも、売上高86.2%、経常利益66.5%と減収減益でした。
こちらが連結損益計算書です。
続いて2021年12月期連結業績予想です。
2021年通期は売上高289億円、経常利益27億4千万円、1株当たり期末配当金19円を予想させていただいております。
続いて第4四半期のセグメント別売上高の内訳です。
当社では「CPA型アドネットワーク事業」と「CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業」の2つのセグメントを設けていましたが、2020年12月期よりそれぞれ「CPAソリューション事業」と「ADコミュニケーション事業」に変更しております。また2017年7月のシーサー株式会社の買収に伴い「その他」という項目を設け、そちらにシーサー株式会社の売上高を計上しています。
「CPAソリューション事業」には、アクションに対して広告料が発生する広告サービスを含めており、アフィリエイト広告サービスである「A8.net(エーハチネット)」とCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型広告サービスの「seedApp(シードアップ)」をこのセグメントとしています。
こちらの売上高は対前年同期比で7.5%減でした。
「ADコミュニケーション事業」には、いわゆるアドテク(アドテクノロジー)領域のサービスを含めており、アクションに至る前の送客(クリック)に対して広告料が発生するCPC(Cost Per Click)型広告サービスの「nend(ネンド)」、海外戦略子会社「ファンコミュニケーションズ・グローバル」が該当します。
こちらの売上高は対前年同期比で30.4%減となりました。
国内最大級のアフィリエイトサービスであるA8.netは、売上高が対前年同期比で8.4%減で、対直前四半期比でもマイナスとなっております。稼働広告主数は直前四半期からは16件減少しました。メディア会員の新規登録数は、新型コロナウイルス発生後、大きく伸びておりましたが、第3四半期以降はコロナ禍以前の水準に戻っております。
「A8ネット」が10年連続でアフィリエイトASP満足度・利用数1位を受賞>>
seedAppはアプリのインストールに応じて広告費用が発生するCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型サービスですが、アプリの稼働状況に応じて費用を決定する機能を持ち、より広告主の広告効果・パフォーマンスに寄り添う内容になっています。クローズド型アドネットワークとしてサービス開始から5年になり、月商で2億円を超えてきております。売上高は2020年第1四半期をピークに減少傾向ではありますが、他のサービスと比較するとコロナの影響は少なかったです。
nendの売上高はまだ対前年同期比では39.2%減と低い位置での推移が続いておりますが、直前四半期比較では若干のプラスで、稼働広告主数も33件増加しております。インタラクティブ広告のスタートなど、新しい顧客との接点も出来てきていますので、2021年は戦略を再策定し、増加トレンドにして転じていきたいと考えています。
海外戦略子会社ファンコミュニケーションズ・グローバルですが、2019年10月1日付で旧アドジャポンより社名変更いたしました。社名変更の理由は、日本国内での強みを海外で生かしていくため、その位置づけをしっかりと強調した方がよいのではとの考えからです。現在は、海外の広告主に対して日本市場でのプロモーションの支援およびコンサルティングを中心に事業展開しております。新型コロナウイルスの影響で一部の海外広告主に思うような営業ができず、黒字は確保できましたが、予算に対しては低調な結果となりました。
シーサー株式会社は2017年7月3日付で子会社化した会社で、こちらはブログシステムの開発、Seesaaブログの運営を主力事業としている他、スマートフォンアプリの企画・開発、自社メディア運営など行っています。まだ赤字という結果ですが、事業の再構築を着実に進めており、赤字幅は縮小しました。今後も広告市場の環境変化への対応やサービスの中身を見直しの上、立て直しを推し進め、成長軌道に乗せていきたいと考えております。
2021年12月期予算計画のポイントは以下の通りとなります。ご参照ください。
最後になりますが、私たちファンコミュニケーションズは、2019年10月1日で創業20周年を迎え、経営ビジョンの再策定や企業ロゴの変更を行いました。詳細は「20周年特設ウェブサイト」に記載しておりますので、そちらでご確認ください。
決算説明資料(全ページ)は、当社コーポレートサイトにて公開しています。
詳細は下記よりご参照ください。
2020年12月期第4四半期決算説明資料>>
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