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2021年12月期第2四半期 決算説明会ダイジェスト

8/11に開催いたしました、アナリスト・機関投資家向けの2021年12月期第2四半期決算説明会から、一部ダイジェストをお届けします。なお昨年と同様、今回の説明会も、新型コロナウイルス感染症の拡大防止とご参加いただく皆さまの安全確保を最優先に考え、Zoomを利用したオンライン配信で実施させていただきました。

2021年第2四半期の結果は、売上高が140億5900万円で対前年同期比8.9%減、経常利益が14億3800万円で対前年同期比22.9%減という結果でしたが、直前四半期比は、売上高5.5%増、経常利益18.1%増と2四半期連続のプラスとなりました。

昨年対比で売上が伸び悩んでいる理由は、「nend(ネンド)」の低迷、「A8.net(エーハチネット)」の店舗誘導型のプロモーションの不調、一部巣篭り需要の反動によるものです。

こちらが連結損益計算書です。

続いて2021年12月期連結業績予想です。

2021年通期は売上高289億円、経常利益27億4千万円、1株当たり期末配当金19円を予想させていただいております。

続いて第1四半期のセグメント別売上高の内訳です。

当社では「CPAソリューション事業」と「ADコミュニケーション事業」の2つのセグメントを設けているほか、2017年7月のシーサー株式会社の買収に伴い「その他」という項目を設け、そちらにシーサー株式会社の売上高を計上しています。

「CPAソリューション事業」には、アクションに対して広告料が発生する広告サービスを含めており、アフィリエイト広告サービスである「A8.net(エーハチネット)」とCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型広告サービスの「seedApp(シードアップ)」をこのセグメントとしています。

こちらの売上高は対前年同期比で6.0%減でした。

「ADコミュニケーション事業」には、いわゆるアドテク(アドテクノロジー)領域のサービスを含めており、アクションに至る前の送客(クリック)に対して広告料が発生するCPC(Cost Per Click)型広告サービスの「nend(ネンド)」、海外戦略子会社「ファンコミュニケーションズ・グローバル」が該当します。

こちらの売上高は対前年同期比で2.8%減となりました。

国内最大級のアフィリエイトサービスである「A8.net(エーハチネット)」は、売上高が対前年同期比で4.3%減となりましたが、直近の2四半期ではプラストレンドに転じております。

稼働広告主数も直前四半期からは67件増加、メディア会員の新規登録数も堅調に伸びております。

「A8.net」が11年連続でアフィリエイトASP満足度・利用数1位を受賞>>

「seedApp(シードアップ)」はアプリのインストールに応じて広告費用が発生するCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型サービスで、アプリの稼働状況に応じて費用を決定する機能を持ち、より広告主の広告効果・パフォーマンスに寄り添う内容になっています。

この四半期は直前四半期を下回る弱含みの結果になりました。この背景には、競合会社とのメディアの広告掲載面の獲得競争が激しくなり、原価率の上昇が見受けられました。利益率を悪化させてまで売上を上げることはせず、クオリティを重視した結果ですが、今後も「A8.net(エーハチネット)」と「seedApp(シードアップ)」を共同で提案するなど、効率よく新規顧客を獲得することを目指し、上昇トレンドに転じたいと考えています。

「nend(ネンド)」の売上高は対前年同期比では21.5%減と低い位置での推移が続いております。主要広告主であるゲーム関連の広告予算の減少など苦戦が続いていますが、現状コスト部分は最適化されて売上高とのバランスは良くなってきています。新しい広告フォーマットのセールス強化、広告の結果をずっと追求した企業として顧客満足を向上させることで、再び成長軌道に乗せたいと考えています。

海外戦略子会社ファンコミュニケーションズ・グローバルは、海外の広告主に対して日本市場でのプロモーションの支援およびコンサルティングを中心に事業展開しております。予算に対して堅調に推移しておりますが、さらに顧客の多様化や新規事業を推進させ、売上を伸ばしていきたいと考えております。

シーサー株式会社は2017年7月3日付で子会社化した会社で、こちらはブログシステムの開発、Seesaaブログの運営を主力事業としている他、スマートフォンアプリの企画・開発、自社メディア運営など行っています。まだ赤字という結果で、広告収益の低迷が続き、苦戦している状況です。今後は広告市場の環境変化への対応やサービスの中身を見直しの上、立て直しを推し進め、成長軌道に乗せていきたいと考えております。

教えてください奈良新社長!新生シーサーが目指す未来図>>

 
最後になりますが、稼働広告主数が伸び悩んでいた「A8.net(エーハチネット)」を再び上昇トレンドに転じられるか、「nend(ネンド)」の再生、「seedApp(シードアップ)」のメディアの規模拡大、新規事業の創出など対処しなければならない課題があります。その課題に1つ1つ着実に取り組み、お取引きいただいている皆さまの期待に応えられるように企業価値の向上に努めてまいりますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 
決算説明資料(全ページ)は、当社コーポレートサイトにて公開しています。

詳細は下記よりご参照ください。
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