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2019年12月期第4四半期 決算説明会ダイジェスト

2/12に開催いたしました、アナリスト・機関投資家向けの2019年12月期第4四半期決算説明会から、一部ダイジェストをお届けします。

2019年第4四半期の結果は、売上高が342億円で対前年同期比3.2%減、経常利益が37億8500万円で対前年同期比13.3%減という結果でした。

第4四半期は、ゲームクライアントの予算縮小や第3四半期から続いている検索エンジンのアルゴリズム変更の影響を受けて、その他の分野も苦戦しました。四半期売上高は、対直前四半期比で87%、昨年4Q対比でも売上高94%、経常利益88%と厳しい状況が続いています。

 
こちらが連結損益計算書です。


続いて2020年12月期連結業績予想です。


2020年通期は売上高343億円、経常利益37億9千万円、1株当たり期末配当金19円を予想させていただいております。

 
続いて第4四半期のセグメント別売上高の内訳です。

当社では「CPA型アドネットワーク事業」と「CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業」の2つのセグメントを設けているほか、2017年7月のシーサー株式会社の買収に伴い「その他」という項目を設け、そちらにシーサー株式会社の売上高を計上しています。

「CPA型アドネットワーク」には、アクションに対して広告料が発生する広告サービスを含めており、アフィリエイト広告サービスである「A8.net(エーハチネット)」とCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型広告サービスの「seedApp(シードアップ)」をこのセグメントとしています。

こちらの売上高は対前年同期比で5.2%減でした。

「CPC/ターゲティング型アドネットワーク」には、いわゆるアドテク(アドテクノロジー)領域のサービスを含めており、アクションに至る前の送客(クリック)に対して広告料が発生するCPC(Cost Per Click)型広告サービスの「nend(ネンド)」、最適なユーザーへ広告配信するリターゲティング広告サービスの「nex8(ネックスエイト)」、海外戦略子会社「ファンコミュニケーションズ・グローバル」が該当します。

こちらの売上高は対前年同期比で7.9%減となりました。

CPA型アドネットワーク事業のビジネスモデル紹介ページ>>
CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業のビジネスモデル紹介ページ>>
サービス紹介トップへ>>

 

国内最大級のアフィリエイトサービスであるA8.netは、検索エンジンのアルゴリズム変更の影響を受け、売上高は対前年同期比で7.7%減となりました。

稼働広告主数は対前年同期比で23件減少、直前四半期からは33件増加しました。登録パートナーサイト数は対前年同期比6.8%増と順調に推移しております。

広告主の導入負担を軽減できる新しいトラッキング手法を提供開始>>

 

seedAppはアプリのインストールに応じて広告費用が発生するCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型サービスですが、アプリの稼働状況に応じて費用を決定する機能を持ち、より広告主の広告効果・パフォーマンスに寄り添う内容になっています。

クローズド型アドネットワークとしてサービス開始から4年になり、月商で2億円を超えてきております。

 

nendの売上高はまだ対前年同期比では11.9%減と低い位置での推移が続いてますが、第3四半期から広告フォーマットの変更や広告配信先の選別などの対策を進めております。稼働広告主数も第2四半期を底に増加トレンドにしていきたいと考えています。

対してnendの動画広告は数字が積み上がってきているものの、まだディスプレイ型広告の縮小をカバーしきれていない状況です。こちらも国内最大級のネットワークを抱えている強みを活かして、さらにトップラインを上げていきたいと考えています。

 

nex8はアドテクのプレイヤーとしてはDSP(※1)に当たる、消費者の属性や趣味嗜好をターゲティングして配信していくサービスです。

こちらは市場環境の変化もあり、昨年の12月にサービスを終了しました。今後はリソースの最適化を図り、nex8で得られたノウハウを新たな分野で生かしチャレンジしてまいります。

※1)DSP: Demand Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)の略。広告主の広告効果を最大化する仕組み。

 

海外戦略子会社ファンコミュニケーションズ・グローバルですが、昨年の10月1日付で旧アドジャポンより社名変更いたしました。社名変更の理由は、日本国内での強みを海外で生かしていくため、その位置づけをしっかりと強調した方がよいのではとの考えからです。現在は、海外の広告主に対して日本市場でのプロモーションの支援およびコンサルティングを中心に事業展開しております。営業利益は2018年通期は赤字でしたが、2019年は黒字に転換してきており、今後も海外の広告主に積極的にアプローチし、代理店機能の強化と事業内容の体制作りを図ってまいります。

 

シーサー株式会社は2017年7月3日付で子会社化した会社で、こちらはブログシステムの開発、Seesaaブログの運営を主力事業としている他、スマートフォンアプリの企画・開発、自社メディア運営など行っています。

2018年通期は黒字でしたが、2019年は赤字という結果になっております。広告市場の環境変化への対応やサービスの中身を見直し立て直しを図っており、今後成長軌道に乗せていきたいと考えております。

 

最後になりますが、私たちファンコミュニケーションズは、昨年の10月1日で創業20周年を迎えました。
上記、経営ビジョンの詳細は「20周年特設ウェブサイト」を制作しましたので、そちらでご確認ください。

20周年特設ウェブサイト>>

 
決算説明会資料(全ページ)および決算説明会動画(質疑応答含む)は、当社コーポレートサイトにて公開しています。


詳細は下記よりご参照ください。

2019年12月期第3四半期決算説明会 決算説明会資料・動画>>
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