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2021年12月期第4四半期 決算説明会ダイジェスト

2/9に開催いたしました、アナリスト・機関投資家向けの2021年12月期第4四半期決算説明会から、一部ダイジェストをお届けします。なお昨年に続き今回の説明会も、新型コロナウイルス感染症の拡大防止とご参加いただく皆さまの安全確保を最優先に考え、Zoomを利用したオンライン配信で実施させていただきました。

2021年第4四半期は、売上高が267億円で対前年同期比9.1%減、経常利益が25億1600万円で対前年同期比15.7%減という結果で、直前四半期比(4Q単体)は売上高が微減、経常利益も微増にとどまりました。

売上が伸び悩んでいる理由は、引き続き「nend(ネンド)」の業績が低迷していること、「A8.net(エーハチネット)」においては広告主の入れ替わりが進んでおり、売上高に反映されるまで時間を要していることなどによります。

こちらが連結損益計算書です。

続いて2022年12月期連結業績予想です。

2022年通期は売上高76億8千万円、経常利益24億3千万円、1株当たり期末配当金19円を予想させていただいております。なお、2022年12月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用しております。

続いて第4四半期のセグメント別売上高の内訳です。

当社では「CPAソリューション事業」と「ADコミュニケーション事業」の2つのセグメントを設けているほか、2017年7月のシーサー株式会社の買収に伴い「その他」という項目を設け、そちらにシーサー株式会社の売上高を計上しています。

「CPAソリューション事業」には、アクションに対して広告料が発生する広告サービスを含めており、アフィリエイト広告サービスである「A8.net(エーハチネット)」とCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型広告サービスの「seedApp(シードアップ)」をこのセグメントとしています。

こちらの売上高は対前年同期比で3.4%減でした。

「ADコミュニケーション事業」には、いわゆるアドテク(アドテクノロジー)領域のサービスを含めており、アクションに至る前の送客(クリック)に対して広告料が発生するCPC(Cost Per Click)型広告サービスの「nend(ネンド)」、海外戦略子会社「ファンコミュニケーションズ・グローバル」が該当します。

こちらの売上高は対前年同期比で13.1%減となりました。


国内最大級のアフィリエイトサービスであるA8.netは、売上高が対前年同期比で3.7%減で、対直前四半期比でも微減となっております。

稼働広告主数は前年同期比較で196件増加、この四半期は広告主の新規受注数も300件を超えました。メディア会員の新規登録数も堅調に伸びております。

「A8.net」が11年連続でアフィリエイトASP満足度・利用数1位を受賞>>


「seedApp(シードアップ)」はアプリのインストールに応じて広告費用が発生するCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型サービスで、アプリの稼働状況に応じて費用を決定する機能を持ち、より広告主の広告効果・パフォーマンスに寄り添う内容になっています。

この四半期は直前四半期を下回る、弱含みの結果になりました。引き続き「A8.net(エーハチネット)」と「seedApp(シードアップ)」を共同で提案するなど、効率よく新規顧客を獲得することや広告主の多様化、メディアの拡大などを目指し、トップラインを上げていきたいと考えています。


「nend(ネンド)」の売上高は対前年同期比では13.9%減と低い位置での推移が続いております。苦戦が続いていますが、広告の結果をずっと追求してきた企業として再生の道を探りながら、再び成長軌道に乗せたいと考えています。


海外戦略子会社ファンコミュニケーションズ・グローバルは、海外の広告主に対して日本市場でのマーケティング支援およびコンサルティングを中心に事業展開しております。ゲームパブリッシングなど新規事業への投資コストを吸収しながら、業績は堅調に推移しました。


シーサー株式会社はブログシステムの開発、運営及び販売、スマートフォンアプリの企画・開発・販売、自社メディア運営などを行っています。広告収益の低迷が続いていますが、新規事業への投資を積極的に実施しています。広告市場の環境変化への対応やサービスの中身を見直しの上、立て直しを推し進め、成長軌道に乗せていきたいと考えています。

教えてください奈良新社長!新生シーサーが目指す未来図>>

 
最後になりますが、大量生産・大量消費の時代が生み出した市場メカニズムが終わりを迎えつつあります。生産と消費、その境界線があいまいになり、どちらの顔も持つ「プロシューマー」であふれる時代がやってくるでしょう。私たちファンコミは、そんな「プロシューマー」を支援する事業を展開し、それぞれの喜びを最大化できる企業へと、新たに進んでいきます。

私たちは「生産を楽しむ消費者」を応援します。>>

 
決算説明資料(全ページ)は、当社コーポレートサイトにて公開しています。

詳細は下記よりご参照ください。
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