表彰経験ある2人が考える、 社内ビジコン「9con」と新規ビジネス発想の魅力

  • Corporate

    コーポレートデザイン本部

    薩川真衣

    2006年 中途入社

  • BizDev

    N-INEシリーズ推進部

    吉田誠

    2023年 新卒入社

お2人の業務について教えて下さい。

薩川
私はコーポレートデザイン本部にて経理を担当しております。 業務としては売上仕入の計上や経費の支払、決算数値の開示などを行っていて、 新規事業開発部に対しては、売上仕入等会計関係のフローや入出金などお金回りで関わっています。
吉田
僕は新規事業開発部で事業責任者として、 新規事業の中でも「ファンコミの強みを活かした新規事業」の立ち上げ・推進を担っています。 課題に対しての座組決めから、営業活動や社内外とのやり取り、マーケティング、チームの運営など、 全体を見ながら、事業を成功に導くために必要となること全てが業務範囲です。

9conの魅力はどこにあると思いますか?

薩川
会社として新規事業を生み出して盛り上げていく、という意思表示をする意味で毎年行っているのはいいですよね。 個人的には、普段の業務の中で思いついたアイデアを気軽に出す場がないので、制度としてあるとやってみようと思います。
吉田
社内提案制度はあっても、きっかけがないと出せない人もいると思うので、新規事業の提案の場所や機会としてすごく良い取り組みだと思います。 私の所属している新規事業開発部だと、どうしても実現可能性からアイデアを考えることが多いので、コーポレートや他の部署の方のアイデアを見ると視野は広がりますね。

9conに応募してみようと思ったのはなぜですか?

薩川
自分のアイデアを試してみたかったんです。 こんなサービスあったらいいなというアイデアを実際に事業を作ってきた会社の人たちに見せられる機会は本当に贅沢だと思います。 9conの1次審査は、アイデアのタネか、それより前の状態で出してもいいし、そこで面白いと思われるのも嬉しいですね。
吉田
僕が9conに応募したのはインターンの時で。 その時って企画を出せる場がなかったので、腕試しとしてやってみようと思いました。 実は一番自信のあったアイデアは1次審査で落ちちゃったんですが、それも出してみないと分からないし、貴重な経験が出来たと思っています。

どのようにビジネスアイデアを発想していますか?

薩川
最初に出したアイデアはサブスクが流行りだした頃で、 サブスクサービスに色々入りたかったんですが、何に入ったか忘れそうで嫌だなと思ったんです。 じゃあ無料期間の終了や、何に入ってるかをまとまってるサービスがあると良いなと思って、そこから発想しました。 のような感じで自分の感じる日常の「不」を解消できないか、という目線でアイデアを考えます。
吉田
僕は実在する周りの人を想定して、 その人の人生が豊かになるためのサービスは何かという視点でアイデアを量産します。 その中でどれが実現できそうかでアイデアを絞ってブラッシュアップしていきますね。 あとは突拍子もないものを合わせたりもします。 例えばレガシー産業にVRを組み込むには、とか。 ありえない2つの組み合わせをどうすれば繋がるか考える時間は好きです。

事業プレゼンする上で心がけていることはありますか?

薩川
資料に情報を盛り込みすぎると、 結局何が言いたいか分からなくなるので、1スライド1メッセージを心がけてます。  書かなすぎも全く伝わらないので、バランスはいつも悩みますね。 それと私あがり症で、9conに応募したのも、あがり症を治せるかなと思ったからでして。 緊張しないよう、言いたいことはスライドのメモにまとめ、覚えるくらい読み込むんですが、全然慣れないので、気質だと思って諦めてます(笑)
吉田
僕はプレゼン自体の目新しさと、自分がそのプレゼンでワクワクするかを大事にしています。 前回の9conでは事前に想定される質問に回答するサイトを作っておいて、それと連動させるようにプレゼンを行いました。 プレゼン中に気になる点があれば、FAQサイトの該当箇所を見てねというように、見ている人は自分のスマホで質問回答を見れるような仕組みにしたんです。 上手く機能したので良かったです。
薩川
強心臓でうらやましいですね・・・(笑)

新規事業を考える面白さ、難しさを教えて下さい。

吉田
新規事業を作る上で一番面白いのは、型どおりに考えなくてもいいところですね。 フレームワーク等ありますが、それは他者に伝えるためで、アイデアや事業の発想は自由に展開させても良くて、それは楽しいです。 逆につらいのは、自由な分、膨大な量の失敗に直面することですね。 その中で自分の仮説が当たっていることが分かると気持ちいいんですけどね。
薩川
私は9conで事業責任者になりたい、というよりは 日ごろの不満を解消できるアイデアを想像し、それをサービスとして誰かに創ってもらいたいという視点が強いです。 なので、実現可能性をそれほど考えず、自由に発想できる点は面白いなと思っています。 難しいところは、想定しているお客様が、基本私か私と同じような悩みを持っている方なので、toB向けサービスを思いつきづらい点ですね。

最後にFANCOMIに興味のある方にメッセージをお願いします。

薩川
覚悟があれば、なんでもやらせてくれる環境ではあるし、それは貴重だと思います。 やりたいサービスのタネがあって、勝算がありそうだなと感じているのであれば、うちで育ててみてほしいなと思います。
吉田
会社のフェーズも新規事業に取り組みやすい風土になっています。 そして新規事業開発部においては、誰に遠慮する必要もないし、必要であれば自分の守備範囲からいくらはみだして行動してもいい。 背中は会社が守ってくれるから好きなようにやってこいという感覚があります。 もちろんめちゃくちゃ失敗はするけど、引き換えに成功体験も多く得られます。 それが続けられる人であればファンコミは合うのではと思います。
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